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2007年9月25日 (火)

ご愛顧御礼

 約1年間書き続けたブログですが、本日をもって、しばしお休みさせていただきます。

 このブログを書き始めた頃には、勤務校を変えるとは思っていませんでしたが、はからずも10月を新天地でむかえることになりました。学生に大学の先生の「生態」を少しでも知ってもらおうとはじめたブログなので、当初の目的は達成できたと思っています。けっこう、普通の人でしょう~。

 いずれまたごこかでブログのようなことをはじめると思いますが、このブログを発見した人なら、きっと移転先も突き止められることでしょう。

 それでは、また。みなさま、お元気で!

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国家は僕らをまもらない

 この週末には、娘が昼寝をしている間に、また、福田さんの自民党総裁選出の報道番組の合間を縫って、田村 理『国家は僕らをまもらない:愛と自由の憲法論』(朝日新書、2007年)を読みました。

 著者の田村さんについて、わたしは『フランス革命と財産権』(創文社刊)という著書でしか知りませんが、朝日新書に収められた上記の本を読むと、芯の通った憲法学者であることがわかります。

 また本書は、立憲主義の本質をわかりやすく説いているので、憲法を理解するための基本的枠組みを知るための、恰好の入門書だと思います。本書の内容を理解したなら、教養科目としての憲法は修めた、といってよいでしょう。

 憲法の本質を手っ取り早く理解しようという人にお勧めの一冊です。

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2007年9月19日 (水)

累犯障害者

Cimg0917  残暑お見舞い申し上げます。

 研究室のダンボールつめも一段落し、今日は、転籍にともない提出が要請されている文書の準備の合間に、山本譲司『累犯障害者:獄の中の不条理』(新潮社、2006年)を読了しました。

 著者である山本さんは、1996年に衆議院議員に当選し2000年には再選を果たしたのですが同年に政策秘書給与の流用事件を起こし、その服役中の体験談『獄窓記』を物した人です。この『獄窓記』には、服役中の障害者の処遇問題が、赤裸々な体験を下に書かれていました。

 本書では、さまざまな理由で福祉とつながることのなかった障害者が社会でも注目を集めた凄惨な事件を起こしてしまった経緯や、触法障害者が社会の中での居場所を失った存在となっている現状など、とくに軽度の障害者(もちろん、その多くは犯罪とは無縁の生活を送っているのだが)が福祉の場面でいかに軽視されているのか、そしてこのことが原因で、さまざまな刑事事件に巻き込まれてしまっているのか、という点が著者ならではの視点で述べられています。

 そのなかで著者は以下のようにいいます。「国会議員在職時、『セーフティーネットの構築によって、安心して暮らせる社会を』などと、偉そうに論じていた私。ところが、我が国のセーフティーネットは、非常に脆い網だった。毎日たくさんの人たちが、福祉とつながることもなく、ネットからこぼれ落ちてしまっている。そして、司法という網に引っかかることによって、ようやく生き長らえていた。そう考えれば、『刑務所は、行き場を失った障害者たちを保護する施設』ともいえるのではないか。」(223頁)

 みなさんは、著者の自省の言葉ともいえるこの激白に、どのような感想を持たれますか。

 【マイ・ライブラリー/最近の配架】

 江波戸哲夫『小説 盛田昭夫学校』上・下(プレジデント社、2005年)。

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2007年9月15日 (土)

引越準備

 最近のわたしの朝は、答案用紙をシュレッターに掛けることから始まります。なにせ現在の勤務校に来てから、期末試験毎にたまる答案を、そのまま保存していたのですから。おまけに、教務委員という職を担当し、そのときの会議文書も(そのなかにはたとえば学生の休退学願などの個人情報がふんだんにある)そのままの状態で研究室に保存されていました。

 書籍、資料等をダンボール箱に詰める作業は、ほぼ終了しました。捨てるべき文書を捨てる作業も、なんとか今日中には……。

 このたびの大学移籍で教訓として得たことは、日頃から文書等、捨てるべきものは捨て、整理すべきものは整理しておかないと、結局、全部捨てるか、全部もっていくことになり、どっちにしろ非効率的だ、ということです(いまさらながら……)。

 【マイ・ライブラリー/最近の配架】

 山本譲司『累犯障害者:獄の中の不条理』(新潮社、2006年)。

 田村 理『国家は僕らをまもらない:愛と自由の憲法論』(朝日新書、2007年);大屋雄裕『自由とは何か:監視社会と「個人」の消滅』(ちくま新書、2007年);秦 郁彦『旧制高校物語』(文春新書、2003年)。

 ケイ・ジャミソン【著】、亀井よし子【訳】『生きるための自殺学』(新潮文庫、2007年)。

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2007年9月13日 (木)

安倍首相辞任

 研究室の整理は進んでいるのですが、自宅の整理が進んでいません。その原因の多くは、娘の存在にあります。わが家は2馬力なのですが、そのいずれかは娘の相手をしなければならないので、結局1馬力です。

 そんなわけで、昨日は、わたしが娘と一緒に、動物園に行きました。ぞうさんやキリンさんがいました。

 動物園から帰って休んでいたら、安倍首相が辞意を表明したとの第1報にふれました。なぜ、このタイミングだったのでしょう。病気や違法行為の発覚など、いろいろと報じられていますが、真相はこれから究明されることでしょう。ただ、諸外国はすでに安倍政権は「死に体」と考えられていた(国内でもそうでしょう)ので、政治的空白は、むしろ少なくなったのかもしれません。

 ところで、このブログを書き始めた昨年の9月に、わたしは安倍さんの本と民主党党首の小沢さんの本を読み比べた感想を書きました。そこでは、小沢さんの方が、書き慣れていて優れている、と評しました。わたしは、知力は文章力に表れる、と感じています。政治家としての実際の力はどちらが優れているか私には分かりませんが……。

 ちなみに、よく字のうまい人に成績のよい人はいない、という見解を聞きます。わたしも、小学校の頃から思い出してみて、クラスで一番だった人に、字のうまい人はいないように思います。ただ、字のうまい人に、成績の悪い人はいなかったように思います、。字のうまい人は、総じてだいたいしっかり勉強しているのではないでしょうか。みなさんの周りでは、どうでしょうか。

 今日のひとりごとでした。

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2007年9月 8日 (土)

送別会(Part 3)

 今日も読みかけの Law Review を読み進めた後、研究室の整理をしています。もう半ば終わりました。引越は最終週なので、余裕、というところでしょう。

 昨日は、ゼミ生の4年生が送別会をしてくれました。とくに熱意をもって世話をしたわけでもないのに、このような会を催してもらい、感激の極みです。本当は、3,4年生合同での会合がよかったかもしれませんが、人数が多くなると各人の都合を合わせることが難しいので、致し方ないところでしょうか。

 それにつけても、わたしはよい学生に恵まれたと思います。

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2007年9月 5日 (水)

憲法と時間

Cimg0916  引越の準備ばかりしていると「なまる」と思ってので、今日は、少しお勉強をしています。

 あさ、読みかけていた Law Review を読んだ後、岩波講座「憲法」の第6巻『憲法と時間』を読みました。

 本巻は5月に配本されたもので、送られてきてから少しずつ読み進めてはいたのですが、ようやく収録論文の全てに目を通すことができました。

 内容は、日本国憲法制定の法理や日本憲法史、そして憲法保障制度などについて、11人の論者による論文が収録されています。11本を読み終えたなら、きっと「憲法と時間」というネーミングの意味が分かると思います。

 本日は、午後、教授会があります。たいした発言をするわけではないわたしには、定足数を満たすために出席するという重要な役割があります。やりがいのある仕事です。(笑)

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2007年9月 4日 (火)

近況

 はやくも9月になりましたね。小中高校は2学期に入っていますが、大学はまだまだ夏休みです。

 わたしは先月末に指導教官の別荘に招待され、年に1度のテニスをし、昨日から本格的に研究室の整理を始めました。ただ、増え続けている本と資料の箱詰めは、まだまだ序盤戦。根気強く行わなければなりません。

 この研究室の整理を、マイケル・ジャクソンの THE ULTIMATE COLLECTION をBGMにしているのですが(なぜ?)、そのDisc 5が再生不能になっていることに気づきました。悲しいことです。

 本当は手を入れたい原稿もあるのですが、とにかく無事に引っ越すことが、この9月の至上命題です。

 【マイ・ライブラリー/昨日の配架】

 岩波書店から、岩波講座「憲法」の第2巻『人権論の新展開』が送られてきました。この講座は全6巻なので、あと2冊ということになります。

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