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2007年7月30日 (月)

参議院通常選挙

 おはようございます。今日は「憲法C」の期末試験日です。

 それはそうと、昨日、参議院通常選挙があり、昨晩から今朝方にかけて「自民党歴史的大敗」との報道がなされています。

 たしかに改選議席64の自民党の議席が37議席に落ち込んだわけですから、惨敗といえるのでしょう。それに対して、32しかなかった改選議席を60まで伸ばした民主党は「歴史的大勝」というわけでしょう。小沢さんも、勝とわかっていた選挙で「負けたら議員辞職する」なんて、小憎い発言ですよね~。

 ただ、さくらパパまで当選してしまうような大勝を民主党にさせてよかったのでしょうか。議事堂内は禁酒だと思いますが、大丈夫でしょうか。(自民党の丸山弁護士もご注意ください)。

 【マイ・ライブラリー/最近の配架】

 アイン・ランド『水源』(藤森かよこ【訳】、ビジネス社、2004年)。リバタリアン思想を知るための読み物。ただし大部。

 立岩真也『希望について』(青土社、2006年);稲葉振一郎『「資本」論:取引する身体/取引される身体』(ちくま新書、2005年);萱野稔人『国家とはなにか』(以文社、2005年);小林康夫【他編】『フーコー・ガイドブック』(ちくま学芸文庫、2006年)。

 わたしがヘビーに読んでいる呉 智英のものを2冊。『言葉の常備薬』(双葉社、2004年);『健全なる精神』(双葉社、2007年)。

 いまの研究に関する文献として、Lyman Ray Patterson, Copyright:in Historical Perspective (Vanderbilt Univarsity Press, 1968);Patterson & Lindberg, The Nature of Copyright:A Law of Users' Rights (The University of Georgia Press, 1991)。

 読みたい本は増える一方ですが、読めるだけの時間がありません。10月からは余裕が出来るのでしょうか(できないだろうなぁ~)。

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2007年7月28日 (土)

シンポの原稿

 今日も良い天気ですね~。みなさまな、いかがお過ごしでしょうか。

 この良い天気のなか、わたしは10月末にある大学で行われるシンポジウムの報告原稿を用意しています。このシンポジウムの報告者には、中国における公法学の研究者も含まれているので、報告原稿が中国語に翻訳されます。その関係もあり、実際のシンポジウムは10月ですが、8月末日までに、報告原稿を提出しなければなりません。

 まだ勤務校の定期試験も行われているいない(したがって採点ももちろん済んでいない)ので、これから仕事が山積みです。だから、こんな良い天気でも、朝から研究室に缶詰の生活を送っています。学者としては健全ですが、人間としては不健全ですね。

 【マイ・ライブラリー/先週末の配架】

 先週末の研究会のときに、街で、以下の本を購入しました。

 東京大学社会科学研究所【編】『基本的人権』(全5巻)(東京大学出版会、1968~1969年)。少し古い本で、なおかつ蔵書印のあるものでしたが、まえまら欲しかったので、ある古書店で購入しました。

 岡本 薫『著作権の考え方』(岩波新書、2003年);宮武久佳『知的財産と創造性』(みすず書房、2006年);宗岡嗣郎『犯罪論と法哲学』(成文堂、2007年)。

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2007年7月25日 (水)

最近のわたし

 ようやく梅雨が明けたようですが、みなさまにおかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

 わたしの近況をご報告申し上げ、ブログの更新とさせていただきます。

 20日(金) 現勤務校の来年度入学者の獲得を目指して、岡山県津山市内に高校訪問に行きました。最近の大学人は、営業活動ができないと務まりません。ただ、午後から雨が降り出して、もう泣きそうでした・・・。

 21日(土) ある研究会のために遠出しました。この研究会の7月の会は毎年「暑気払いコンパ」をすることが恒例となっており、心ゆくまでビール(その他の雑種②ではない!)を飲みました。宿泊。

 22日(日) 帰宅。お土産を買ってきたので、笑顔で迎えられた。

 23日(月) 前期の最終講義日。午後には教授会と大学院委員会。その後、送別会(誰の?、わたしの!。そうわたしは10月からある大学に移籍します)。わたしの所属している学部では親睦会というのが毎年数回開催され、この送別会も親睦会の一環として行われました(ようは飲めればいいのです)。費用も親睦会費から支出され(この会費は給料から天引きされている)、当日の飲み食いはタダ!。以前「今日は親睦会だからお金ちょうだい」と妻にいったら「親睦会はタダでしょ」といわれてしまった。知ってたのか・・・。ところがこの日、餞別をもらったことは知らないだろう。タイミングよく、妻と娘は、この日から実家に帰っています。ぐわぁはぁはぁはぁ。

 24日(火) 岡山市内に高校訪問。このために、昨日のアルコールは控えめでした。梅雨明け快晴の「高校訪問日和」。

 25日(水) 今日です。勤務校では定期試験期間中。わたしも2つ、補助監督をしました。その後、8月末日締切の原稿を書き始めました。間に合うだろうか?

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2007年7月18日 (水)

続・悲しいこと

 どうしたのかなぁ、どうなったのかなぁ、と思っていたのですが、東京都迷惑防止条例違反の現行犯で逮捕された東大の憲法教授が、辞職届を提出したとの記事に触れました。記事によるとどうやら痴漢の容疑は認めていないけれども「大学に混乱を来した」との理由で、辞職届を提出したようです。7月14日付で、辞職したとのこと。

 優秀な研究者なので、常習性のないことを祈るばかりです。

 奇しくも今日は、ミラーマンに対する論告求刑が東京地裁であり、常習性ゆえの再犯の恐れを理由に、検察側は懲役6月を求刑したようです。

 【マイ・ライブラリー/昨日の配架】

Cimg0747  ここのところどの新聞でも大きな広告が打たれているので、思わず、田中森一『反転:闇社会の守護神と呼ばれて』(幻冬社、2007年)を購入しました。

 またアマゾンで、Jessica Litman, Digital Copyright (Prometheus Books, 2006)および、アマゾン・マーケットプレイスで、C. Edwin Baker, Human Liberty and Freedom of Speech (Oxford University Press, 1989)を購入しました。Bakerの本はどこぞの図書館の蔵書だったもののようでその痕跡もシッカリと残っているのですが、中味は綺麗で価格も納得できるものでした。

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2007年7月17日 (火)

新潟県中越沖地震

 いやはや、台風の後は、地震ですね。

 昨日は国民の祝日だというのに、法科大学院だけは講義があったので、1コマだけ出勤しました。講義の準備をしているとき、新潟・長野で震度6程度の地震があったとの一報がはいりました。わたしの実家も随分とゆれたようでしたが、幸い、これといった被害にはあいませんでした。

 今日は定期試験の問題を作成しています。が、あまり良い問題ができていません。今年の問題は「不作」かも……。

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2007年7月14日 (土)

成績評価(1)

 日本列島は台風4号の来襲を受けております。みなさまのところはどうですか。

 台風の中、またまた休日出勤です。今日は1ヶ月ほど前に終了した集中講義の成績をつけるために研究室にいます。途中でボーットしてきて、成績が甘めについてしまいました(まぁ、いいか)。

 とある事情でそろそろ身辺整理をしないといけないので、いろいろ忙しくなりそうです。

 【マイ・ライブラリー/最近の配架】

Cimg0746  研究費はとっくに底を突いているのに、またまた大学の書籍部で衝動買いをしてしまいました。

 画像は、青土社刊「現代思想」の7月臨時増刊号です。「ヘーゲル『精神現象学』200年の転回」と題する特集が組まれていました。ヘーゲルも勉強しようと思い、全集までもっているのに、本棚の肥やしになっています。

 この他に、半田正夫『著作権法概説』(第13版、法学書院、2007年);長谷川 宏『高校生のための哲学入門』(ちくま新書、2007年)を購入しました。

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2007年7月12日 (木)

第13回「憲法C」

 業務連絡!

 9日(月)に実施した憲法Cではプリントを配布しませんでした。23日(月)が最終回の講義です。ここで定期試験についての重要な告知をします。23日の教室での配布物は、慣例により、この頁には掲載しません。事後的に研究室で配布することもしません。

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2007年7月 9日 (月)

リバタリアン宣言

 ブログの更新をする時間がないぐらい忙しくて(というのは言い訳ですが)、例の九州学会出張の帰路で、蔵 研也『リバタリアン宣言』(朝日新書、2007年)を読みました。

Cimg0737  この本は、社会のあらゆる事象において、「国がきちんとやるべきだ」という言論に対して、なぜ自らがやらないのか、そもそもそれは国がやるべき事なのかよく考えてみよ、という言説を撃った論争誘発的な書物です。にもかかわらず、新書という形態なので、主張内容がわかりやすく述べられている好書だと思います。

 リバタリアンというのは、新自由主義(古典的自由主義)者のことです。18世紀に登場した自由主義(古典的自由主義)はそもそもこのリバタリアン的要素を持っていました。それが20世紀に入り、経済的自由にもとづく社会・経済的格差を是正しなければならないという修正自由主義(現代的自由主義)が主張されるようになりました。それに対してもういちど古典的な自由主義の主張内容に戻ろうという主張が、リバタリアンと呼ばれる人たちにより、近年活発に行われています。

 彼らは、本書にもあるように、もともと「自由」とは国家による強制のない状態のことを言うので、「国がきちんとやるべきだ」という論調は、そもそも自由主義に対立する言説であるというのです。本書も、そもそも国家が本当にやるべきことなのか、国家の役割は何なのかについて考えてみなければならないと言い、国家のやるべきことは、実は、それほど多くないはずだ、と結論しています。

 わたしもこの論調、スカッとしていてよいと思うのですが、いまさら劇的に戻ることはできないとも考えています。

 たとえば、著者は「さて、現在の福祉国家のおこなっているような慈善的な活動は、そもそも強制力を使ってまで、嫌がる人から税金を徴収してなすべきことなのでしょうか。私にはそうは思えません。(原文改行)社会にホームレスが多すぎると考えるなら、そう思う人が自らの責任と資源の拠出において、ホームレスの救済を行うべきです。」(104~105頁)と言います。そしてこれを<国がきちんとやるべきだ>と考えている人びとに対して、(国が税金でやるべきだ、と考えている人に対して)こう言います。

 「それでは自分の収入のうち、いったいどれだけをホームレス対策に支払う気があるのか自らに問うてみてください。有り体にいうならば、誰か金持ちの『他人』の金で政策を実行するべきだという高邁な思想を当然視する前に、自分の金をどれだけ支払う覚悟があるのかを反省してほしいのです。」(105頁)

 わたし、この意見に大筋では賛成なのですが、もう自分の所得をこのように自由に処分できなくなっています。その原因が国家の税制です。

 わたしは、わたしの親の介護やわたしの子どもの養育・教育について、自分のお金と責任で行いたいと考えています。でも、すでに国家が、わたしの知らない人の介護や他人の子の教育のために、わたしの所得から税金をたんまりととっていっています。残された僅かな金銭は、わたしの生存の為に費やされ、毎月カツカツの生活です。もう、わたしの判断で、親や子どもにお金をかけることはできなくさせられています。そう、わたしは国家に隷属してしまっているのです。

 「国がきちんとやるべきだ」と考えている多くの人も、決して「高邁な思想」のためにそう言っているのではなく、もう自分たちにはどうすることもできなくらい、国家によって金銭的資源が枯渇させられてしまっているのではないでしょうか。結局、著者の言っていることと結論的な着地点は同じように感じますが、現状、今日明日の生活がかかっている人びとに対して、われわれにどうしろ、と著者は言うのでしょうか。

 みなさんはどのように考えますか。リバタリアンの主張を理解するためには、以下の2冊がお勧めです。

Cimg0738  左はデイヴィッド・ボワツ『リバータリアニズム入門:現代アメリカの<民衆の保守思想>』(副島隆彦訳、洋泉社、1998年)です。アメリカにおける「最小国家論」の考え方が要領よくまとめられています。

 右は蔵さんの著書の中でも紹介されていた、言わずと知れた、ロバート・ノージック『アカーキー・国家・ユートピア:国家の正当性とその限界』(嶋津 格訳、木鐸社、1994年)です。この本を読まずして、リバタリアニズムを語るな、ですね。

 【マイ・ライブラリー/昨日の配架】

 娘の絵本を買うついでに、麻生多聞『平和主義の倫理性:憲法9条解釈における倫理的契機の復権』(日本評論社、2007年);藤井俊夫『学校と法』(成文堂、2007年);シェルドン・S・ウォリン『アメリカ憲法の呪縛』(千葉 眞他訳、みすず書房、2006年)を購入しました。

 それと岩波書店に、岩波講座「憲法」第3巻『ネーションと市民』(第3回配本)を送ってもらいました。

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2007年7月 6日 (金)

第12回「憲法C」

 おっとととと、2日の「憲法C」のプリントを掲載し忘れていました。ここから入手してください。→「2007.07.02.pdf」をダウンロード

 おい、それだけか!

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2007年7月 4日 (水)

ケルゼン自伝

 今日は本格的な雨降りです。

 先週末の九州出張の移動中に、長尾龍一訳『ハンス・ケルゼン自伝』(慈学社、2007年)を読了しました。

Cimg0736  本書はその名の通り、1881年生れ、1973年に没したヴァイマル共和制期の公法学者、国際法学者であるハンス・ケルゼンの自伝です。経済的には恵まれない家庭の中で学者を目指したこと、この時期のユダヤ人学者への迫害等、ケルゼンの研究環境を窺い知れる記述など、興味深いものでした。

 また、博士学位取得や教授就任をめぐるよくあるであろう人的関係、評価に関する四方山ごとも、比較的オブラートに包まずに記述されており、いつの時代、どの世界においても、なにかと大変だなぁ、と思いました。

 ケルゼンは、1907・08年にハイデルベルクに留学しておりそこでゲオルク・イェリネックの下で学んでいるのですが、イェリネックの学問業績を高く評価する一方で、その教師としての姿勢には批判的だったことも書かれていて、この部分も読んでいて面白かったです。

 最近、自伝書を読んで功成り名をあげている大学者も、研究生活においては山あり谷ありで、その部分だけは、小学者のわたしと変わらないと安心(?)しました。

 【マイ・ライブラリー/最近の配架】

 渡辺幹雄『ハイエクの現代自由主義:「反合理主義的自由主義」の諸相』(春秋社、1996年)をヤフー・オークションで落札しました。渡辺先生の著書は、その他のものは頂いていたのですが、この本だけ購入できずにいたものを偶然オークションで見つけて、よい買い物が出来ました。

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2007年7月 3日 (火)

学会出張(九州編)

 先週末は大学院時代の指導教官に誘われて、九州のある大学で開催された学会に行ってきました。

 九州のある大学とは、夏目漱石ゆかりのあの大学です。というわけで、1日目は、意図的に学会に遅れていき、その間、漱石ゆかりの観光場所を、少しだけまわりました。

Cimg0732   画像は「夏目漱石坪井旧居」です。水前寺公園に行ったりしている間に、学会が終了しそうな時間になってしまったので、ここは写真を撮っただけでスルーしました。

 ちなみに入り口の案内板です。Cimg0733

 学会1日目の目玉は、前大分県知事の平松守彦氏による「地方分権と地方制度改革」と題する講演でした。さすがに知事を勤められた方らしく、84歳とは見えないエネルギッシュな講演でした。

 学会2日目には指導教官が司会を務めた「憲法裁判所」をテーマとしたシンポジウムが実施されました。アメリカ、フランス、ドイツの司法裁判所、憲法裁判所に関する話の後、韓国全南大学からのゲスト・スピーカーによる韓国の憲法裁判所制度の紹介がありました。

 わが国でも読売新聞や憲法学会の重鎮による憲法裁判所制度導入論などあり、今後、継続的に検討されるべき重要テーマだと思いました。

 【マイ・ライブラリー/学会での配架】

Cimg0735  講演会終了後、平松守彦氏の『平松守彦の地域自立戦略:廃県置州への道』(毎日新聞社、2004年)が配布されました。

 

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