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2007年1月31日 (水)

期待権

 暖かい春のような日が続いています。過ごし易いのはよいことですが、温暖化傾向は必ずしもよいことばかりではなさそうです。

 29日の東京高裁で「戦犯法廷番組訴訟」の控訴審判決が下されました。この訴訟は、旧日本軍の性暴力の実態についてNHKの取材を受けた市民団体が、当該取材にもとづく内容をもつ番組が放送されるものと期待していたことろ、政治家の意図により放送直前になって番組内容が改変されたとして、損害賠償を求めていたものです。

 NHKは編集の自由を主張していたところ、控訴審判決は、取材者の言動などにより番組内容について一定の期待を抱くやむを得ない特段の事情がある場合には編集の自由も一定の制約を受ける、この場合には取材対象者の番組内容に対する期待と信頼は法的保護に値する利益となる、と判示して、市民団体勝訴の判決を下しました。

 NHKは即日、上告しています。

 はなしは変わりますが、第164回通常国会が25日に召集され、憲法改正国民投票法案や格差社会是正策について、議論されております。そのなかで、柳沢厚生労働大臣の発言が物議を醸しております。たしかに柳沢大臣の発言は不適切なものです。弁解の余地というのはほぼない、とも言えるでしょう。ただ、その場を盛り上げるため、聴衆の関心を惹くために、つい不適切な言動をしていまうことって、誰にでもあるのではないでしょうか。わたしも教壇において、いまの発言はしなければよかった、と感じたことが何度もあります。よくこの種の発言があると「こころで思っていないことは口をついて出てくるはずがない」と言われることがありますが、これ本当でしょうか?深層心理と行動との関係について、だれかご教授ください。

 今回の大臣の発言は、大臣という立場にある人であるがゆえに、大きな波紋を生んでしまっています。ただ、個人を特定して誹謗中傷するような発言ではないこと、政治家が国会の本会議場で陳謝の意を表していることを重視して解決の方向を見出すべきではないでしょうか。でも国会運営や選挙への影響を考えると、辞任は避けられないかもしれませんね。

 みなさんはどのように考えますか?

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2007年1月29日 (月)

立派な父親になる!

 来年度の大学紹介のパンフレットの学部教員の紹介欄にわたしの事が取り上げられることになり、いま記者とカメラマンの取材を受けました。来年度の入試パンフレットを期待してください。

 はなしは変わって、昨日は娘の誕生日でした。これを期に、娘が生まれたときに購入して以来、読もう読もうとは思っていたものの「積ん読状態」になっていたパンフレットを読みました。

Cimg0568  そのパンフレットというのは林 道義『立派な父親になる』(童話社、2001年)です。家庭における父親の役割は、子どもに規範意識を植え付けることにあるようです。その基盤となるのが父親自身の規則正しい生活であるとのことでした。

 そこで早速、わが家でも家訓を作りました。それが「一、早寝早起き朝ご飯。」「一、空気を読め」(妻の機嫌が悪いときに)……。2つ目、これがなかなか難しい。

 【マイ・ライブラリー/本日の配架】

Cimg0569_1   野沢龍介監修『これから聴きはじめる人のクラッシック超入門』(河出書房新社、2006年)。「のだめ~」以来、クラッシックブームが到来しているようです。

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2007年1月27日 (土)

つかの間の休暇

 もうすぐ娘の誕生日なので、昨日は国道2号線沿いにある「スタジオアリ○」で記念撮影をした後、行きつけのショッピングモールの近くにある“パン食べ放題”のレストランで食事をしました。

Cimg0537  メインディッシュはこんな感じ。

 昼間からワインをいただいたので、昨日は仕事をしませんでした。そんなわけで今日も出勤です。はやく採点地獄から抜け出したい今日この頃です。

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2007年1月25日 (木)

速報!「憲法B」

 いやはや採点で目が回りそうです。今日も朝からヨーゼフ・カルイベルト指揮、バンベルク交響楽団演奏によるベートーヴェンの交響曲第5番・6番を聴きながら定期試験の採点作業です。

 いま「憲法B」の採点が終わりましたので、集計結果をお知らせします。

 総受験者数150名、うち無資格受験者8名(掲示板を見てくれればよかったのに……)。優8名、良26名、可88名、不可20名です。

 可/不可は紙一重で随分と悩んだ答案がたくさんありましたが、今回は、仏になりました。

 「憲法B」受験者の方には成績を開示いたします。

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2007年1月23日 (火)

1日遅れで…

 昨日ブログを更新しようと思っていたら、自分のブログへのアクセスがうまくいかなかったので、いまから昨日の分を書きます。と言っても、出来事だけです。

 【21日(日)】

 朝青龍が大相撲初場所で20回目の優勝を果たしました。ちなみに、ギャル語「まじで、でじま、まじでじま♪」は本場所で朝青龍に唯一勝利した元大関の出島に関係しているのかと思っていたら、まったく関係ないようでした。(「どうでもいいですよ♪」)

 そのまんま東さんが宮崎県知事選挙に勝利しました。人生、こういうこともあるのですね~。

 【22日(月)】

 勤務校で定期試験が実施されました。最後まで真剣に試験に挑んだ学生諸君に敬意を表します。おつかれさまでした。今週中には採点を終えようと思いますので、来週以降、希望者には成績を開示いたします。

 【先週読んだ漫画本】

Cimg0522_1 勝鹿北星【作】、浦沢直樹【画】『マスター・キートン』の第6巻を読みました。そういえば、浦沢さんはNHKの「プロフェッショナル~」に出演していましたね。

 【マイ・ライブラリー/昨日の配架】

Cimg0521  Thomas Pogge, John Rawls:His Life and Theory of Justice, Oxford University Press, 2006.

 【これまでの収穫】

Cimg0525  カタログによると彩色違いも含めて17種あるのですが、そのうち8種まで手に入れました。

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2007年1月20日 (土)

ローズによるミルトン

 今日明日と「大学入試センター試験」が実施されます。いよいよ本格的な受験シーズン到来、といったとこでしょうか。

 今日は妻と娘の友達がわが家に来るとのことで、わたしは、大寒なのに、大学に行くことに・・・。「亭主、元気で留守がよい」。

 同僚諸氏はセンター試験の監督をしている中、わたしは一人研究室で、R・D・フリードマン『ミルトン・フリードマン:わが友、わが夫』(鶴岡厚生訳、東洋経済新報社、1981年)を読みました。

 この本は、昨年亡くなったノーベル賞経済学者ミルトン・フリードマンの功績を妻ローズが語った「伝記」です。ただ、生い立ち、業績、家庭生活などいわゆる伝記の内容を呈しているものの、筆者自身もミルトンとシカゴ大学で同期生だった経済学者であることもあり、とくにミルトンの業績については恰好の入門書となっていると思います。

 とくにわたしの印象に残っているのは、大学の休業期を過ごすための「サマー・ハウス」(別荘)を購入し、大学の講義期はシカゴで過ごすけれども、休暇に入るとこの「サマー・ハウス」を訪れで山の生活(その中には当然、研究も含まれる)を楽しんだ、という件です。そういえばわたしの師匠も別荘をもち、何回も招待されたことがあります。わが身を翻ると、毎月の家賃にも汲々とする生活を送っており、別荘どころかマイホームの購入も「夢のまた夢」です。この違いはどこから来るのでしょう。

 一攫千金を狙った宝くじは買い忘れ、年賀状も切手シート3枚しか当たりませんでした。わたしは金目のものには縁遠いのでしょうか・・・。

 【ひとくちメモ】大学入試センター試験

 正式名称を「大学入学者選抜大学入試センター試験」というこの試験は、1979年から実施されている共通一次試験の後を引き継いで、1990年から実施されている。もともとは国公立大学の受験者用の試験であったが、現在では多くの私立大学も、この試験を利用した入試制度を採っている。昨年(2006年)からは英語にリスニング試験が導入されたが、これに利用されるICプレイヤーがくせ者。初詣のさいに「プレイヤーのトラブルが起こらないように・・・」と願った大学関係者もいるぐらいだ(笑)。よく金沢大学会場での大雪の状況を目にすることがあるが、どういうわけか、センター試験の当日は雪になることが多いようである(ちなみに、本年はその心配はないであろう)。

 【マイ・ライブラリー/本日の配架】

Cimg0502 瀧川裕英『責任の意味と制度:負担から応答へ』(2003年)、宮崎市定『現代語訳 論語』(岩波現代文庫、2000年)。

Cimg0504 今年は『論語』を勉強しようと思っているのですが、小学館から刊行されている「サライ」の2007年2月1日号で『論語』の特集が編まれていました。(決して「炒飯名人」になろうと思ったのではありません)。

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2007年1月16日 (火)

つつがなく

 本年度わたしが学部で担当している講義が終わりました。あとは定期試験と大学院を残すのみです。

 【先週読んだ漫画本】

Cimg0459 これで『ああ播磨灘』は全巻読み終えました。この漫画を読むと、ごはんをいっぱい食べようと思うようになります。

 【マイ・ライブラリー/本日の配架】

Cimg0501 皆川ゆか【著】、サンライズ【監修】『評伝シャア・アズナブル:《赤い彗星》の軌跡』(上・下、講談社、2006年)。ファン垂涎の一品。皆川さんはいい仕事していると思います。

 ※更新回数だけを稼ぐまったく無内容のブログで申しわけありません。

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2007年1月13日 (土)

ゴ・チエイの論語

 今日も次週の講義準備のために出勤です。

 講義準備のかたわら、呉 智英『現代人の論語』(文春文庫、2006年)を読み切りました。Cimg0468

 「論語読みの論語知らず」という諺があります。これは論語は読んだことがあるが、論語の本当の思想が理解されていないことを指した諺です。その理由を著者は、論語の経学化にあると言います。(ちなみに著者は、論語は読まれてすらいない、とも言っています)。

 「本書で、論語の真実がいかに知られていないか、私は何度も強調した。我々が知っている論語は、経学化した儒教のいわば検閲を通過した論語なのであり、その断片を我々は学校教育やさまざまな訓辞の中で教えられてきたのだ。」(223頁)

 わたしも論語には儒教道徳に基づく人生訓に彩られた「格調高い」古典だと思っていましたが、真の論語はどうもそれだけではないようです。この本を皮切りに、孔子やその弟子の言葉にある本当の思想を探りたいと思いました。

 「古典をただあがめるのではなく、その中に先人の思想を読み取ろうとするなら、断片的な章句をお経のように唱えるのではなく、その全体像を把握しなければならない。」(269)

 読書するときの心得でしょう。

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2007年1月12日 (金)

平成17年度重要判例⑨、民法772条

 講義が再開され、やがて1週間が経とうとしています。みなさま、もう調子は戻りましたか?

 わたしは日頃の雑用に追われつつ、ようやく次週のゼミの予習を終えました。

 次回ゼミの課題は、刑事裁判における証人尋問に関して、刑事訴訟法157条の3に規定された「遮へい措置」および同法157条の4に規定されている「ビデオリング方式」が憲法82条1項および同37条1項に規定されている「公開裁判の原則」に反しないか、また、憲法37条2項前段にいう被告人の証人審問権を侵害しないかが争われた最高裁平成17年4月14日第1小法廷判決です。事実の概要はここです→「17.4.14.pdf」をダウンロード

 ところで、例によってネットサーフィンしていたら、民法772条をめぐる「不都合」が報じられていました。

 民法772条は「嫡出の推定」に関する規定ですが、その2項で「婚姻の成立の日から二百日を経過した後又は婚姻の解消若しくは取消しの日から三百日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定する。」と規定しています。憲法の講義で話したように、この規定があるので民法733条1項では女性にのみ再婚禁止期間(6ヶ月)を設けているが、女性のみが懐胎・出産する「生物学的な性」にもとづく男女の区別であり合理的理由のある区別だといえるので、憲法14条で禁止された(不合理な)差別には当たらない、というあの議論に関係している規定です。

 この規定が婚姻解消の後300日以内に出産した子は前夫の子であると規定しているだけに、いま問題になっているようです。これによれば、再婚禁止期間経過後再婚し、現夫との間でもうけた子が前婚の解消後300日以内であったとしたら、ひとたび前夫の戸籍に入れて、その後、家庭裁判所で前夫との間での親子関係不存在の確認や嫡出否認の手続を取らなければならないようです。

 離婚相手に会い相談の上、一般には厄介であろう家裁での手続をお願いしなければならないことはそもそも気が重いことでしょうし、それは「円満離婚」でない場合にはなおのことでしょう。

 「MSN毎日インタラクティヴ」に紹介されていた事例は、出産予定日に出産していれば離婚後300日をクリアできたのに早産してしまったために、離婚後291日目に出産してしまった(9日足りない)事例でした。

 このような事例に目配りした運用を法務省は考えるべきでしょうし、国会も民法改正などで対応する必要があるのではないでしょうか。

 【マイ・ライブラリー/本日の配架】

Cimg0466  本日は定期購読している岩波書店発行の月刊誌「思想」の2007年1月号(993号)を紹介します。今月号は「国際社会における正義」と題した特集号でした。

 ここには、トマス・ポッゲ「現実的な世界の正義」や、S・ファーブル&D・ミラーの共著「世界の文化的バイアス」という論文が収録されています。

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2007年1月10日 (水)

チョコエッグ復活

 某教育大への今年の初出講を終えました。

 その帰り道、昼食を買ったついでに、あぁ、やってしまいました。買ってしまったのです。あれほどもう買わないと誓ったのに、また買ってしまったのです。

Cimg0460  まえ集めていた鳥や動物はどこにいってしまったのでしょう。わたしには展示するスペースは与えられていないのです。きっと押入の片隅の紙袋の中にあるのでしょう。あぁそれなのに、買ってしまったなんて。

 これはわたしが悪いのではないのです。フルタがいけないのです。日産とコラボして、こんなチョコエッグを売り出すなんて・・・。あっ、Mバリューがいけないのです。なにも知らずに昼食を買いにいったわたしの視界に入るように陳列するなんて・・・。

 ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・。決してリビングには飾りませんから・・・。

 【マイ・ライブラリー/本日の配架】

 Cimg0462 Samuel Freeman, Justice and the Social Contract:Essays on Rawlsian Political Philosophy(Oxford University Press, 2007)。勉強しないと・・・。

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2007年1月 9日 (火)

講義再開

 正月休みが終わり、今日から講義再開です。これから3コマあります。

 もうかれこれ30年ぐらい「学校」という組織にいるので、新年は1月というよりも、新学期がはじまる4月が「新年」という感じです。気分が改まるのも4月だと思います。

 正月休みが終わったら、次は、春休みです。♪もういくつ寝ると春休み~。

 【マイ・ライブラリー/本日の配架】

Cimg0457

 【図書】菊池馨実『社会保障の法理念』(有斐閣、2000年);中島義道『カントの法論』(ちくま学芸文庫、2006年)。

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2007年1月 8日 (月)

ネット検索と著作権

 毎年のように報道される「荒れる成人式」をみて、今日が成人の日であることを思い出しました。便宜的に祝日の日が移されると、なぜ休みなのか忘れてしまいそうです。わたしは便宜的に祝日を移動できるのなら、元旦の祝日をやめ、5月1日に移動して欲しいとかねがね思っています。そうすると「国民の祝日に関する法律」の第3条3項の規定(その前日及び翌日が「国民の祝日」である日は、休日とする。)の規定により、4月30日も5月2日も休日になるからです。元旦はどっちにしろ休日でしょう。

 ことろで1月6日の朝日新聞に「ネット検索 データ収集 著作権許諾不要に」との記事がありました。安倍首相が本部長を務めている政府の知的財産戦略本部は、著作権法で著作者の許諾を得ずに複製や編集が認められる「著作権の制限」の項目(著作権法第5款)に「検索のための複製や編集」を加えることで、日本を拠点とするネット検索事業者を育てる政策に出ようというのです。この著作権法改正は年内にも行われるようです。

 そもそも米国ではこのような著作物の利用は「公正利用」(fair use)であり適法であると考えられているので、わが国の法律もそれに準拠しようというのでしょう。

 わたしは著作権法を表現の自由に対する規制と考えているので、著作者の権利保障と憲法上の価値とのバランスを取り直す今回のような法改正の提案には賛成です。

 【漫画本】 先週は『マスター・キートン』の第5巻を読みました。Cimg0448 このなかには「ハーメルンの笛吹男」を題材にしたストーリーもあり、いつものように「文化的」でした。

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2007年1月 7日 (日)

虚業家かも・・・

 今日は「七草」。わが家でも七草粥をいただきました。きっと正月に疲れた胃袋を休ませる意味のある日だと思うのですが、まずは「ビール」(もちろん発泡酒でもないあれ)からわが家の少し早い夕食がはじまったのは言うまでもありません。

 ところで、よく「先生」と呼ばれる職業には裏表がある、と言われます。医者、弁護士、教師、用心棒・・・と「先生」と呼ばれる職業を思い浮かべた時、たしかに・・・と思わざるを得ないところもあります。あっと、わたしも「先生」と呼ばれる職業の端くれでした・・・。そんなこんなで今日、古谷 浩『大学教授は虚業家か:学園のいびつな素顔』(早稲田出版、2003年)を読みました。Cimg0443

 以前から大学における「いびつな」人間関係、大学組織の閉塞感といったものを仄聞していたのですが、著者の体験、実際の取材をもとに書かれた本書は、あくまでもフィクションである筒井康隆『文学部唯野教授』(岩波現代文庫、2000年)のノン・フィクション版として、興味深いものでした。Cimg0447

 ショッキングな内容を赤裸々に綴った本書からも考えさせられる点が多々ありました。たとえば、著者は「分かりやすい授業のあり方及び学生の学習意欲の掘り起こしなどが、学内でもっと熱心に議論されるべきである。」として「難しい言語を使っての講義は中身が伴わないことが多い」。「教える側がいわゆる『いい格好』をしているとしたら、それは、もはや本当の教育ではなく、学生がついてこなくなる。いわゆる学力がなく、また教えることに自信のない教員ほど見せかけを重んじがちで、学生を引っ張っていけないようだ。」(149-150頁)と言います。自分のことを言われているようでした。

 また「これからの大学教員はこれまでのような、『のほほんとした』、そして世間から『ズレ』た状況の中では、生きていくことが出来なくなるとの認識を急速に深めるべきなのである。」(210頁)と言います。先人の有難い言葉として、胸に刻み込みたいと思います。

 なんとも、これからの大学人はタイヘンだ、と思いました。まあ「ぼちぼち」やるしかありません。

 【マイ・ライブラリー/最近の配架】

 娘の誕生日が近いので絵本を数冊買いに街の本屋さんに出掛けたついでに、以下の2冊を購入しました。Cimg0455

 シャンタル・ムフ『民主主義の逆説』(葛西弘隆訳、以文社、2006年)、マイケル・ウォルツァー『政治と情念:より平等なリベラリズムへ』(齋藤=谷澤=和田訳、風行社、2006年)。

 また朝比奈隆が1996年5月16日にシカゴ交響楽団の定期演奏会でブルックナー交響曲第5番変ロ長調を指揮した模様を収録したDVDがAmazonから届きました。Cimg0453_2

 さらに竹書房から刊行されている「パーフェクト・アーカイブ・シリーズ」の第8弾『機動戦士ガンダム:ジオンSIDE』を買っちゃいました。Amazonのマーケット・プレイスで注文していた、さだやす圭の『ああ播磨灘』25巻と27巻(モーニングKC)が年末年始にかけて、続いて届きました。これで『ああ播磨灘』(全28巻)が揃いました。

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2007年1月 5日 (金)

賀正

 みなさま「あけおめ」でございます。本年もどうぞご贔屓に。年末年始、みなさまはどのように過ごされたでしょうか。

 わたしは年末に妻の祖母がなくなり、石垣島に行きました。はじめて石垣島に行きましたが、気候のせいか、年末感はありませんでした(5月の連休みたい)。あらためてゆっくりと訪れたいところでした。

 そのあと31日にわたしの実家に里帰りしました。Cimg0431 わたしの実家は国宝の近くにあり、家族で初詣に行きました(さて、どこでしょう。家庭用にとった写真なので、すこし見にくい部分があります。)

 実家には4日までいたのですが、娘は終始、かわいがられていました(わたしも孫として生まれたかった・・・)。この間、1日100歩ぐらいしか動かなかったので、体が餅に完全にやられました。

 わたしの新年はシェイプ・アップから始まりました。

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